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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻11号

1981年11月発行

文献概要

胃と腸ノート

実体顕微鏡による大腸微小隆起の検索法

著者: 西沢譲1 佐藤文生1

所属機関: 1東京都がん検診センター

ページ範囲:P.1238 - P.1238

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 標本を固定後,カラチヘマトキシリンで染色された大腸粘膜をほぼ10倍の拡大で観察してみると,しばしば肉眼ではみえない微小隆起を異常腺口模様像としてとらえることができる(Fig. 1).標本を全割ブロックとし連続切片を作り,①大腸腺腫や過形成を顕微鏡的レベルで分析する純病理学的手法による研究や,②5mm以下の微小隆起を実体顕微鏡下で腺腫と過形成をパタ一ン分類した立派な仕事はあるが,両者の目的を兼ね備えた大腸粘膜の分析はまだ完全にはなされていない.

 われわれは,両者を目的として非常に能率のよい検索法で,殊に1mm未満の微小隆起をしつこく追求してみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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