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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻11号

1981年11月発行

研究

バルーンカテーテルによる内視鏡的胆道充満造影法―特に肝内胆管精査における意義

著者: 池田靖洋12 田中雅夫1 吉本英夫1 伊藤英明1

所属機関: 1九州大学医学部第1外科 2九州大学医療技術短期大学

ページ範囲:P.1259 - P.1265

文献概要

 近年,内視鏡的逆行性胆道・膵管造影(ERCP)や経皮経肝胆道造影(PTC)の開発・普及と共に,肝胆道疾患に対する診断能の向上はめざましいものがある.しかし,肝内結石症や胆管内ガス像(pneumobilia)を示す症例(Table 1)のように注入造影剤が腸管へ流出しやすい場合は,現行の直接胆道造影法をもってしても造影不足に終わることが多く,精査に値する肝内胆管の充満像は得られ難い.

 今回,筆者らは,そのような症例に対してバルーンカテーテルを用いて肝内胆管の充満造影を試みたところ良好な結果を得たので,その方法と有用性につき報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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