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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻12号

1981年12月発行

文献概要

今月の主題 胃のⅡb病変 主題

単独Ⅱb6例の検討よりみたⅡb型早期胃癌の診断限界

著者: 飯田三雄1 南部匠1 八尾恒良2 岩下明徳3

所属機関: 1九州大学医学部第2内科 2福岡大学医学部第1内科 3九州大学医学部第2病理

ページ範囲:P.1283 - P.1295

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 Ⅱb型早期胃癌は“周辺正常粘膜と同じ高さを示す癌”と定義されているが,その解釈は各施設で必ずしも一定ではない.定義を厳しく解釈すれば臨床的にとらえうる症例はほとんどなくなり,逆に緩く解釈すれば比較的臨床的に診断の簡単なⅡaあるいはⅡc様病変まで類似Ⅱbとして報告されているのが現状である.今回,著者らは厳しい定義に基づく単独典型Ⅱbに近い病変6例を選び出し,そのX線,内視鏡および病理所見について検討を加え,本症の診断限界を考察したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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