文献詳細
今月の主題 胃のⅡb病変
主題
臨床的Ⅱb病変の検討―X線・内視鏡診断の立場からみたⅡb病変の幅
著者: 馬場保昌1 二宮健1 大橋康世1 久原敏夫1 池田滋司1 古賀正広1 杉山憲義1 竹腰隆男1 丸山雅一1 熊倉賢二2 高木国夫3 大橋一郎3 加藤洋4
所属機関: 1癌研究会付属病院内科 2慶応義塾大学医学部放射線診断部 3癌研究会付属病院外科 4癌研究会付属病院病理
ページ範囲:P.1297 - P.1314
文献概要
以上のような観点から,本稿ではⅡbを臨床診断の立場から“肉眼的には周囲粘膜に対して軽度な高低の差が認められても,X線・内視鏡的に診断が困難である癌”と定義し,この臨床的なⅡbにはどのような病変が対象となりうるか,そしてそれらはどのようなX線・内視鏡所見ならびに組織学的所見を示しているかについて検討し,臨床的なⅡbに対しての診断の指標を求めてみたい.
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