文献詳細
文献概要
Coffee Break
カルシトニン経口投与
著者:
所属機関:
ページ範囲:P.151 - P.151
文献購入ページに移動 カルシトニンを静脈内投与すると胃酸やペプシンの分泌が抑制される.この現象は正常者でも,消化性潰瘍患者でも,Zollinger-Ellison症候群患者でもみられる.しかし,どのようなメカニズムでカルシトニンが胃分泌を抑制するのかは判明していない.
一方,胃内にカルシトニンを注入してやるとラット,モルモット,ブタでは実験潰瘍の発生を抑制することがわかっている.これは,カルシトニン胃内投与で胃内pHが上昇するからであると説明されている.ヒトにおいても同様なことがみられて,基礎分泌やガストリン刺激による胃分泌を抑制することがわかっている.この場合にもどうして胃分泌抑制に関与するのかは判明していない.
一方,胃内にカルシトニンを注入してやるとラット,モルモット,ブタでは実験潰瘍の発生を抑制することがわかっている.これは,カルシトニン胃内投与で胃内pHが上昇するからであると説明されている.ヒトにおいても同様なことがみられて,基礎分泌やガストリン刺激による胃分泌を抑制することがわかっている.この場合にもどうして胃分泌抑制に関与するのかは判明していない.
掲載誌情報