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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻2号

1981年02月発行

文献概要

今月の主題 胃リンパ腫(2)―良性リンパ腫 主題症例 胃良性リンパ腫症例

粗大顆粒像を示したreactive lymphoreticular hyperplasiaの1例

著者: 吉田茂昭1 山口肇1 小黒八七郎1 笹川道三2 山田達哉2 三坂亮一3 廣田映五3

所属機関: 1国立がんセンター内科 2国立がんセンター放射線診断部 3国立がんセンター病理

ページ範囲:P.153 - P.157

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 反応性リンパ増殖症(RLH)は,現在良性病変として広く理解されているが,実際には悪性リンパ腫との間に明確な一線を画することが困難である場合も少なくなく,これらRLHと悪性リンパ腫との連続的な関連性は,診断学的にも病理学的にも興味深いものと思われる.

 そこでわれわれは,胃悪性リンパ腫における1つの特異的所見として光島1),三坂2)らが報告した“溝状びらんに囲まれた粗大顆粒像”に類似した像を示すRLHの1例を提示し,若干の検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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