文献詳細
今月の主題 胃リンパ腫(2)―良性リンパ腫
主題症例 胃良性リンパ腫症例
短期間(約40日)にX線所見が著しく変化したreactive lymphoreticular hyperplasiaの1例
著者: 二宮健1 馬場保昌1 丸山雅一1 竹腰隆男1 高木国夫2 加藤洋3 中村恭一4
所属機関: 1癌研究会附属病院内科 2癌研究会附属病院外科 3癌研究会附属病院病理 4癌研究会附属病院病理,筑波大学基礎医学系病理
ページ範囲:P.165 - P.168
文献概要
症 例
患 者:47歳,女.
主 訴:空腹時心窩部痛.
家族歴,既往歴;特記すべきものなし.
現病歴:1973年7月初旬より空腹時に心窩部痛を覚え,同年7月3日に某医を受診した.同医のもとで胃X線および内視鏡の検査を受け,手術をすすめられたがそのまま放置していた.同年11月初旬,上記同様の症状が出現したので,同年11月6日癌研内科を受診した.
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