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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻2号

1981年02月発行

文献概要

今月の主題 胃リンパ腫(2)―良性リンパ腫 主題症例 胃良性リンパ腫症例

胃reactive lymphoreticular hyperplasiaにて胃切除後7年半再発をみない1例

著者: 魚住玄通1 酉家進2 田部志郎3 藤田圭吾4 川井啓市1

所属機関: 1京都府立医科大学公衆衛生 2京都府立医科大学第3内科 3京都府立医科大学第2外科 4藤田胃腸科病院

ページ範囲:P.177 - P.180

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 胃X線検査,内視鏡検査にて多発潰瘍を有する胃reactive lymphorcticular hyperplasia(以下,胃RLH)と診断し,胃切除後7年半再発をみない1例について報告し,鑑別診断を中心に考察を加える.

 症 例

 患 者:鳥○志○○,45歳,女.

 主 訴:空腹時の腹部膨満感.

 既往歴:33歳,第2児分娩後より無月経.

 家族歴:悪性腫瘍なし.

 約2ヵ月間続く食事摂取にて改善する腹部膨満感にて,1972年11月,藤田胃腸科病院に入院となる.腹痛なく,食欲良,便通異常なく,体重45kg増減なし,であった.現症は特記すべきことはなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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