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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻2号

1981年02月発行

今月の主題 胃リンパ腫(2)―良性リンパ腫

主題症例 胃良性リンパ腫症例

早期癌が疑われた胃reactive lymphoreticular hyperplasiaの1例

著者: 柳田勤1 谷山茂樹1 西俣寛人1 西俣嘉人1 橋本修治1 東剛三2

所属機関: 1鹿児島大学医学部第2内科 2鹿児島大学医学部第1外科

ページ範囲:P.185 - P.188

文献概要

 われわれは胃集検にて粘膜異常をチェックされ,胃X線検査,胃内視鏡検査では早期癌Ⅱc+Ⅲを疑われ,胃生検ではreactive lymphoreticular hyperplasia(RLH)を強く疑われて切除された胃RLHを経験したので報告する.

 症 例

 患 者:里○一〇,57歳,男.

 主 訴:心窩部痛,胃部膨満感.

 家族歴,既往歴:特記すべきことなし.

 現病歴:1976年7月より食後心窩部痛と胃部膨満感を自覚していた.同年8月胃集検を受け精査通知があった.同年10月に近医を受診し,胃X線検査および胃内視鏡検査の結果早期癌を疑われ,手術をすすめられたため当院を紹介され入院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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