icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻2号

1981年02月発行

文献概要

症例

大腸に進行癌,早期癌,ポリープの多発性病変を認めた1例

著者: 祓川正嗣1 狩谷淳1 間山素行1 若林芳敏1 田沢浩1 中野喜久男2

所属機関: 1千葉県がんセンター放射線診断部 2千葉県がんセンター外科

ページ範囲:P.215 - P.220

文献購入ページに移動
 われわれは,盲腸と横行結腸に進行癌,直腸に早期癌,S状結腸に腺腫を認めた1例を経験したので報告する.

 症 例

 患 者:33歳,男.

 主 訴:右下腹部痛.

 家族歴:伯父,母,兄弟に大腸癌を認める.

 現病歴:1978年12月31日,右下腹部痛を覚えた.発熱はなし.便の回数変わらず.1979年1月4日近医を訪れ,虫垂炎と診断され,虫垂切除術を受けたが,回盲部に腫瘤を触れるとのことで,回盲部腫瘍の疑いで当センターを紹介された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?