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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻3号

1981年03月発行

Coffee Break

Bombesinと十二指腸acidificationと……

ページ範囲:P.265 - P.265

文献概要

 ErspamerらはBombesinによってCCKが放出されることを1974年に報告している.その後MiyataらによってBombesin投与により膵液中蛋白の増加が確認された.また,Bombesin投与で血中Secretin濃度は上昇しないにもかかわらず膵液中重炭酸の増加がわずかではあるが認められることもわかってきた.この膵重炭酸分泌はBombesinの作用によるものと考えられている.

 Secretinによる膵重炭酸分泌は顕著であるけれども,Bombesin投与と十二指腸内のacidificationを併用した場合のそれは単にacidificationのみの場合より有意に多いということが,Bombesin刺激説を支持する1つの根拠とされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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