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今月の主題 虚血性腸炎の臨床と病理 主題症例 虚血性腸炎
早期静脈相の出現を認めた一過性虚血性大腸炎の1例
著者: 勝又伴栄1 真玉寿美生1 岡部治弥1 嶋尾仁2 高橋俊毅2 草野正一3
所属機関: 1北里大学医学部内科 2北里大学医学部外科 3北里大学医学部放射線科
ページ範囲:P.287 - P.290
文献購入ページに移動症 例
患 者:61歳,女.
主 訴:下血,下腹部痛.
現病歴:1979年1月初めより感冒様症状を訴え,2日間感冒薬を服用した.1月6日夕方より突然激しい腹痛と下痢が始まり,引き続いて下血と嘔吐を繰り返した.下腹部痛は当初持続性で,次いで仙痛となり,漸次間歇期が長くなった.下血と腹痛は1月9日まで続き,本院外科を受診し緊急入院となった.
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