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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻3号

1981年03月発行

文献概要

今月の主題 虚血性腸炎の臨床と病理 主題症例 虚血性腸炎

虚血性大腸炎の1例

著者: 小林茂雄1 山田聰1 麻生亮一1 阿部荘一1 松川正明1 古山信明1 勝田康夫1 織田貫爾1

所属機関: 1順天堂大学消化器内科

ページ範囲:P.291 - P.294

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 6カ月以上の経過観察で,X線・内視鏡所見で多少の改善はみられたが,完全治癒には至らなかった,虚血性大腸炎を報告する.

 症 例

 患 者:54歳,主婦.

 主 訴:突然の下腹部痛,下血.

 家族歴,既往歴:特記すべきことなし.

 現病歴および経過:1978年11月28日(発症第1日目―以下発症後の日数で記載する)の夜間,突然に下腹部激痛を覚え,多量の排便とともに,新鮮血下血をみた.排便後とう痛は軽減した.その後も,下腹部痛と下血が時折あったため,発症後25日目に当科を受診.注腸X線検査と内視鏡検査で,S状結腸の狭小化と潰瘍がみられ,精査のため入院.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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