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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻4号

1981年04月発行

今月の主題 胃リンパ腫(3)―鑑別

主題

胃原発性悪性リンパ腫と胃reactive lymphoreticular hyperplasiaの鑑別診断

著者: 飯田三雄1 南部匠1 城戸英希2 岩下明徳2 八尾恒良3 飯野治彦4

所属機関: 1九州大学医学部第2内科 2九州大学医学部第2病理 3福岡大学医学部第1内科 4北九州市立若松病院内科

ページ範囲:P.389 - P.405

文献概要

 かつては胃悪性リンパ腫と胃癌との鑑別は臨床的に困難とされ,切除標本の組織学的検索によって初めて診断が明らかにされることが多かった.しかし,最近のX線および内視鏡検査の急速な進歩によって,両疾患の鑑別は術前にある程度まで可能になってきた.その反面,良性病変である胃のreactive lymphoreticular hyperplasia(以下RLH)との鑑別が日常臨床においてしばしば問題となっている.今回,著者らは,切除された胃原発性悪性リンパ腫(以下ML)28例とRLH18例の臨床像ならびに病理像を比較分析し,両疾患の鑑別について検討を加えたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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