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今月の主題 胃リンパ腫(3)―鑑別 主題
胃悪性リンパ腫の生検診断
著者: 豊田龍生1 神山隆一2 望月孝規1 富永浩平1 五関謹秀1 小西文雄1 立野一郎1 昌子正実1 桜井慶一1 平田一郎1 久保田芳郎1 飯田明1
所属機関: 1東京都立駒込病院病理科 2東京医科歯科大学医学部病院病理部
ページ範囲:P.413 - P.419
文献購入ページに移動一般に,悪性リンパ腫の中には,癌に比べて,放射線治療や化学療法によく反応する例が多く,治療方針を決定するうえで正しい組織学的診断を下すことが必要である.胃の悪性リンパ腫では,手術の適応を決定するためには,全身の悪性リンパ腫が胃へ転移したものか,胃原発の悪性リンパ腫か,の鑑別も行わねばならない.それゆえ,確定診断を下すうえでは,胃生検の意義は大きいと考えられる.それゆえ,ここでは,悪性リンパ腫の生検診断上の重要な点を明らかにするために,生検標本と切除標本の全割標本とを,比較検討した.
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