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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻4号

1981年04月発行

今月の主題 胃リンパ腫(3)―鑑別

主題

原発性胃悪性リンパ腫と全身性悪性リンパ腫症における胃浸潤との鑑別

著者: 福地創太郎1 早川和雄1 山田直行1 竹内和男1 山口潜2 木本元治2 松谷章司3 西蔭三郎3

所属機関: 1虎の門病院消化器科 2虎の門病院血液科 3虎の門病院病理学科

ページ範囲:P.421 - P.432

文献概要

 胃の悪性リンパ腫のX線および内視鏡的診断規準は近年ようやく定着してきたものの,なお,非定型的な症例では,胃癌との鑑別が困難な例も少なくない.臨床的に確定診断を下すために有用な生検診断も,胃癌のそれに比し,診断成績が劣る事実も否定できない.

 他方,胃の悪性リンパ腫には,胃に原発する病変のほかに,全身性の悪性リンパ腫症における一部分症として,胃に病変が存在する場合がある.また,胃に原発した悪性リンパ腫も他臓器に転移し,末期には全身性の悪性リンパ腫症に発展する場合がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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