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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻4号

1981年04月発行

文献概要

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海外文献紹介「胆摘後症候群と膨大部狭窄」

著者: 小林世美1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.420 - P.420

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 Postcholecystectomy Syndrome and its Association with Ampullary Stenosis: J. A. Gregg, G. Clark, C. Barr, A. McCartney, A. Milano, C. Volcjak (Amer J Surgery 139: 374~378, 1980)

 胆摘後の患者の10~60%に腹痛の継続または再発があり,一般に手術後症候群と言われる.著者らは胆摘後同様なとう痛を訴えてきた56人の患者を検索したところ,5人を除いて全例に異常を見出した.うち44人では,術後6カ月以内に症状が起こった.多くの患者で痛みは,その間隔が胆摘前より短くなり,持続時間は,数分から数日に及んだ.検索の結果,膵炎が13人に認められた.40人の患者では,ERCPで中等度から高度の膨大部狭窄が示された.うち32人では膨大部狭窄のみで,他の8人では膵炎を合併していた.総胆管の遺残結石が6人に認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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