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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻5号

1981年05月発行

今月の主題 胃リンパ腫(4)―治療と経過

主題

胃悪性リンパ腫の化学療法

著者: 下山正徳1 吉田茂昭1 湊啓輔1 山口肇1 牛尾恭輔2 松江寛人2

所属機関: 1国立がんセンター内科 2国立がんセンター放射線診断部

ページ範囲:P.503 - P.517

文献概要

 悪性リンパ腫は従来より化学療法に対する反応性が高く,癌腫に比べ良好な治療成績を示しているが1)2),近年,その腫瘍細胞の免疫学的特徴も明らかにされ3)~7),化学療法における多剤併用療法についても改良が加えられる8)など,種々の側面からアプローチがなされるようになった.

 一方,胃悪性リンパ腫においては根治性が高いこと9)10),穿孔,出血の原因となるなどの理由から外科的治療が第一選択となる場合が多く,通常化学療法は,手術不能例,あるいは術後の症例に対してのみ行われているが,このような手術不能例においても化学療法時には原発例,非原発例を問わず,その形態像に変化を来すことがまれならず観察される11)12)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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