icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻5号

1981年05月発行

文献概要

今月の主題 胃リンパ腫(4)―治療と経過 主題症例 治療と経過

残胃に5年後再発した胃細網肉腫の1例

著者: 後藤信雄1 後藤和夫1 横地真1 尾関規重1 白木茂博1 岸川基明1 中尾昭公2 滝本一2 伊藤信孝2 林弘太郎3 柴田貢4 横地潔4 伊藤誠4 武内俊彦4

所属機関: 1岐阜県立多治見病院消化器科 2岐阜県立多治見病院外科 3岐阜県立多治見病院検査科 4名古屋市立大学医学部第1内科

ページ範囲:P.523 - P.526

文献購入ページに移動
 胃細網肉腫手術後の残胃に5年後再発した胃細網肉腫の1例を経験したので報告する.

症 例

 患 者:57歳,男.

 主 訴:心窩部重圧感.

 既往歴:1943年,右胸膜炎.1957年,交通事故にて右腎臓摘出術.1958年,虫垂切除術.1971年,脳血栓.1974年,胃細網肉腫にて胃切除術.

 家族歴:父,脳卒中.

 現病歴:1979年3月ごろから夜間の胸部絞扼感が出現し,近医にて心電図に異常なしと言われた.その後,夜間の心窩部重圧感も覚えるようになり,同年7月2日当科を受診し,胃X線検査にて異常を指摘されて入院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?