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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻5号

1981年05月発行

文献概要

Coffee Break

胎児生長支配と癌の非癌化力と

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所属機関:

ページ範囲:P.566 - P.566

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 肝は多様な代謝系を有するので酵素の研究には非常に都合がよい.発癌物質によってラットにつくられた実験癌の中にMorrisのhepatomaと言われるものがある.このhepatomaは自然のヒト癌のように,いろいろな発育の仕方をしたり,いろいろな分化程度を示したり,いろいろな肝機能障害を来したりするので,癌の生物学的研究には好都合な実験癌である.

 例えばアイソザイムの研究などにも有用なものであるとされている.Weinhouseのラットの研究で癌と非癌の臓器におけるヘキソカイネース・アイソザイムのパターンの対比をしたものがある.Glucokinase(gk)と他の3つのアイソザイムを総称したhexokinase(hk)の活性についてみると次のようになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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