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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻6号

1981年06月発行

今月の主題 胆道系疾患の臨床(1)―総胆管結石症を中心として

序説

総胆管結石症の診断の進歩

著者: 竹本忠良1

所属機関: 1山口大学医学部第1内科

ページ範囲:P.603 - P.607

文献概要

 最近の,国の内外を問わない消化器病学領域にみられる出版物のブーム状態はどう評価したらよいのだろう.本当に,心の底から喜んでよいのか,われわれ“渦中の人”はいささかとまどうのである.単行本だけではない.消化器の専門誌もいくつか登場した.それぞれの雑誌は,優れた個性を備えているので,まさか過当競争にはならないだろうと想像しているが,今後激しい鍔迫り合いが続くだろうと思っている.

 蛇足ではあるが,わが「胃と腸」は,単に消化管だけを守備範囲として編集されているものではない.このことは,少し息の長い読者ならよく御存じのはずである.膵も,胆道系も,「胃と腸」の重要なterritoryとみなしている.消化管の病態生理,病変を十分に考慮しないで,膵とか胆道系の病態が正しく理解できるわけはないし,逆もまた真である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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