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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻7号

1981年07月発行

文献概要

症例

十二指腸球部カルチノイド腫瘍によるZollinger-Ellison症候群の1例

著者: 古賀安彦1 松井敏幸2 朔元則3 池尻泰二3 南部匠4 飯田三雄2

所属機関: 1国立福岡中央病院内科 2九州大学医学部第2内科 3国立福岡中央病院外科 4九州大学医学部第2病理

ページ範囲:P.795 - P.801

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 Zollinger-Ellison症候群(以下ZESと略す)は1955年のZollingerとEllisonの報告以来,欧米では1,000例を越す症例が集積されている1).しかし,本邦報告例は100余例にすぎず,その臨床像も未検討の部分が多い.最近,われわれはその特異なX線・内視鏡像が診断のきっかけとなり,十二指腸球部のカルチノイド腫瘍が原発巣と考えられたZESの1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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