icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻8号

1981年08月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

経皮経肝胆道鏡直視下生検により術前に左肝管まで浸潤していることを診断した総胆管癌の1症例

著者: 豊田澄男1 二村雄次1 弥政洋太郎1 横山泰久2

所属機関: 1名古屋大学医学部第1外科 2横山胃腸科病院

ページ範囲:P.843 - P.848

文献概要

 胆管癌症例に対する診断法の進歩は著しいものがある.しかし,術前に病理組織学的診断,およびその腫瘍の浸潤範囲を知ることは困難であることが多い.われわれは,胆管癌の診断をより確実に行うために二村ら1)の報告したごとく,1975年以来,経皮経肝胆道生検(PTCB)を行い,更に1977年以来,経皮経肝胆道鏡検査(PTCS)を行ってきた.また1979年より,経皮経肝胆道鏡直視下生検に成功した2).このたび同検査により,左肝管にまで広範囲に浸潤した総胆管癌を術前に診断した1症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら