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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻8号

1981年08月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

興味ある肉眼所見を呈した回盲部腸結核症の1例

著者: 堀明洋1 蜂須賀喜多男1 磯谷正敏1 綿引元2 渡辺英伸3

所属機関: 1大垣市民病院外科 2大垣市民病院第2内科 3新潟大学医学部第1病理

ページ範囲:P.855 - P.859

文献概要

 腸結核は,近年抗結核剤の発達に伴い,その頻度は減少してきているが,本邦では決してまれな疾患でなく,しばしば経験されている.なかでも,孤在性腸結核の占める比率は最近増大する傾向にある.特に本邦においては,散見されるクローン病との鑑別が,大きな問題となってきている.

 今回,われわれは明らかな潰瘍形成や潰瘍瘢痕を認めない,興味ある肉眼病理所見を呈した回盲部腸結核の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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