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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻8号

1981年08月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究特集 症例

消化管病変が顕著であったsystemic lupus erythematosusの1剖検例

著者: 松本正朗1 片岡慶樹2 杉原隆夫 秋田茂夫 本原貫一郎3

所属機関: 1滋賀医科大学第2病理 2大津市民病院 3本原病院

ページ範囲:P.897 - P.903

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 膠原病の際に種々の消化器病変をみることは周知のとおりであり,systemic lupus erythematosus(SLE)においても腹部症状の頻度は高い.しかし,これらは比較的軽症あるいは可逆的なものが多いこともあり,その病理学的変化に関する記載は少ない.著者らは,SLEの治療経過中に持続性の著明な腹部症状を呈して死亡し,剖検により消化管全域にわたる顕著な浮腫を主体とする病変を認めた症例を経験したので,その病理所見に病変発生機序についての若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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