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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻8号

1981年08月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

直腸に発生した良性リンパ濾胞性ポリープ(別名rectal tonsil)の1例

著者: 風戸計民1 岡本尭2 飯田萬一2 山口正直3 宇南山史郎4 一色昇5

所属機関: 1神奈川県立成人病センター放射線診断科 2神奈川県立成人病センター外科 3神奈川県立成人病センター病理 4神奈川県立成人病センター消化器科 5一色外科胃腸科医院

ページ範囲:P.911 - P.919

文献概要

 直腸および肛門管の良性リンパ濾胞性ポリープは正常のリンパ濾胞に由来する限局性の増殖,すなわちlymphoid hyperplasiaであり,大腸・肛門の腫瘍および腫瘍様病変の病理組織学的分類では非上皮性の腫瘍性病変に属する疾患である.別名rectal tonsil,benign lymphoma,lymphoid polyp,lymphoadenoma,benign giant follicular lymphomaとも呼ばれ,1890年Shattockにより初めて記載された.まれな疾患で臨床診断はしばしば困難であり,また組織像はときにはリンパ肉腫,giant follicular lymphomaと誤ることがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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