文献詳細
文献概要
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海外文献紹介「若年者の阻血性大腸炎」
著者: 小林世美1
所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科
ページ範囲:P.874 - P.874
文献購入ページに移動 Ischemic Colitis in Young Adult Patients: P.A. Barcewicz, J.P. Welch (Dis. Colon & Rectum 23: 109~114, 1980)
一般に阻血性大腸炎は高年者の病気と考えられてきた.文献によれば,若年者にも起こると言われている.過去9年間に26例の阻血性大腸炎を経験したが,うち10例(38%)は50歳以下で,9人は女性であった.このうち高血圧,動脈硬化などの疾病を認めた例は1例もなかった.4人(女性患者9人中の44%)は発症時に,女性ホルモン製剤を内服していた.2人は入院前3年間および7年間エストロゲンを含む経口避妊薬を内服していた.他に2人卵巣摘出後2年間および10年間Premarinを内服していた.
一般に阻血性大腸炎は高年者の病気と考えられてきた.文献によれば,若年者にも起こると言われている.過去9年間に26例の阻血性大腸炎を経験したが,うち10例(38%)は50歳以下で,9人は女性であった.このうち高血圧,動脈硬化などの疾病を認めた例は1例もなかった.4人(女性患者9人中の44%)は発症時に,女性ホルモン製剤を内服していた.2人は入院前3年間および7年間エストロゲンを含む経口避妊薬を内服していた.他に2人卵巣摘出後2年間および10年間Premarinを内服していた.
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