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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻9号

1981年09月発行

文献概要

今月の主題 小腸腫瘍(1) 主題

原発性の空・回腸腫瘍の病理―肉眼形態と組織像の対比

著者: 渡辺英伸1 岩淵三哉1 岩下明徳2 城戸英希2

所属機関: 1新潟大学医学部第1病理 2九州大学医学部第2病理

ページ範囲:P.943 - P.957

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 小腸腫瘍は発生頻度が低く,全消化管腫瘍の3~6%を占める.しかも,その60~70%は良性腫瘍で占めている.このような理由に加え,腸管は長く,複雑に走行し,管腔は狭いなどの理由で,臨床検査法が胃におけるほど十分に進歩していなかったと言えよう.

 近年,腸の炎症性疾患がわが国で注目されるようになってきた.このうち,腸結核やクローン病などは小腸に好発する病変である.これらの疾患を発見しようとする努力が一般的に払われるようになり,臨床検査の方法や技術および検査所見の読み方も一段と飛躍してきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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