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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻9号

1981年09月発行

一冊の本

Gastrointestinal Mucosal Blood Flow

著者: 中沢三郎1

所属機関: 1名古屋大学医学部第2内科

ページ範囲:P.970 - P.970

文献概要

 近年,胃粘膜防御機構の解明を目的とした胃粘膜血流量の測定あるいは虚血性大腸炎をはじめとした大腸疾患の病態生理を明らかにするために,大腸粘膜の血量測定が注目されつつある.殊に,胃粘膜血流に関しては,水素ガスクリアランス法,スペクトラム法などを用いて,各種薬剤負荷時の血流変動,急性胃病変の血流動態,水浸拘束ラットの経時的な胃粘膜血流変動は,既に各施設から報告されており,多くの検討がなされている.

 本書は,1979年にロンドンで行われたGastrointestinal Mucosal Blood Flowのシンポジウムでの発表をまとめたものであるが,このシンポジウムには,内科医,生理学者,薬理学者,解剖学者,数学者など幅広い分野から第一人者が集い,粘膜血流についてその測定方法から病態生理学的な分野に至るまで活発な討論が加えられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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