文献詳細
今月の主題 小腸腫瘍(1)
主題
文献概要
十二指腸を除く空・回腸腫瘍(以下小腸腫瘍)は,発生頻度が胃や大腸の腫瘍に比べ極端に低い1)~9)うえに,早期には臨床症状や理学的所見に乏しく,またその解剖学的特殊性のために診断方法にも決定的な手段を欠くなど,その臨床診断は病期が進行するまで困難なことが多い4)~7).そのうえ症状が出現した時点では腸管の閉塞や大量出血などのため満足なバリウム造影によるX線検査が施行できないこともしばしばである1)3)4)8).
以上の理由により小腸腫瘍の臨床診断は,バリウム造影によるX線検査が最も有力1)4)とされながらも,その性状診断に関しては極めて悲観的な報告が多い1)2)4)5)8)~12)
以上の理由により小腸腫瘍の臨床診断は,バリウム造影によるX線検査が最も有力1)4)とされながらも,その性状診断に関しては極めて悲観的な報告が多い1)2)4)5)8)~12)
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