icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻9号

1981年09月発行

Coffee Break

グルココルチコイドとガストリンの胃腸粘膜への作用について

ページ範囲:P.997 - P.997

文献概要

 ネズミでは,腸の膜酵素活性は生後3週ぐらいの乳離れ期にドラマチックに変化する.シュクレース,マルテース,アルカリホスファテース,などは生後20日ごろに急激に増加してオトナのレベルにまで達する.しかし,ラクテースは第2週ぐらいから段々と活性低下していって第4週にはオトナのレベルまで落ちてしまう.

 腸粘膜の二糖分解酵素やアルカリホスファテースの正常な発展パターンは副腎ホルモンによって影響を受けることがわかっている.哺乳期のネズミのシュクレース,マルテースやアルカリホスファテースはグルココルチコイドによって速やかに誘導され,副腎摘出にそれらの酵素活性はてきめんに低下する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら