icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻9号

1981年09月発行

--------------------

編集後記 フリーアクセス

著者: 武藤徹一郎

ページ範囲:P.1040 - P.1040

文献概要

 小腸腫瘍の特集号をお届けする.小腸腫瘍はその頻度の低さ,診断の困難さなどのために,従来から本気で取り組まれることがほとんどなかった.しかし,胃と大腸の間に存在する消化管中最長の臓器に,いつまでも目を閉じているわけにはいかないので,この辺で一度まとめてみようというのが本号の趣旨の1つである.最近10年間の統計からも明らかなように,かなりの症例が報告されていることがわかる.臨床症状,X線診断をはじめとする主題諸論文は,今後小腸腫瘍の早期診断を目指す際に大いに役立つことと思う.珍らしい症例も興味深く,次号が楽しみである.

 それにつけても,相変わらず九州に小腸腫瘍がよく集められているのには感心させられる.頻度が高いというよりは,症例の集積に対する熱意の現れであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら