文献詳細
文献概要
今月の主題 sm胃癌の問題点(1)―隆起型症例 序説
X線診断からみたsm胃癌
著者: 西沢護1
所属機関: 1東京都がん検診センター
ページ範囲:P.15 - P.16
文献購入ページに移動 本誌が刊行されて以来,胃癌の深達度診断やpm胃癌などの主題で,少なからずsm癌にも触れられてきたが,sm癌というテーマを取り上げるには,それなりの理由がある.
まず,われわれはどれくらい早期癌と進行癌とを術前に区別しえているであろうか.このことは別に新しい問題ではないが,進行癌の多かった昔と,今とで発見されてくる胃癌の内容がかなり変わってきている.進行癌の中でもかなり進んだ進行癌をみていた昔は,100%に近い的中率であった.しかし,最近のように,より早期癌に近いものが多く発見されてくると深達度診断はますます難しくなってくる.これを正しく診断しようというのがsm癌を分析する第1の理由である.
まず,われわれはどれくらい早期癌と進行癌とを術前に区別しえているであろうか.このことは別に新しい問題ではないが,進行癌の多かった昔と,今とで発見されてくる胃癌の内容がかなり変わってきている.進行癌の中でもかなり進んだ進行癌をみていた昔は,100%に近い的中率であった.しかし,最近のように,より早期癌に近いものが多く発見されてくると深達度診断はますます難しくなってくる.これを正しく診断しようというのがsm癌を分析する第1の理由である.
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