文献詳細
今月の主題 sm胃癌の問題点(1)―隆起型症例
序説
文献概要
診断技術の進歩から,早期胃癌が数多く見出されてきているが,早期胃癌の中で粘膜下層までに浸潤した癌(sm癌)に対しては,手術する外科的立場からみると,種々の問題点がある.
開腹する前にX線検査や内視鏡検査,更に胃生検によりsm癌と診断されているが,開腹後に胃を漿膜面から見たり,触診したときに病変の範囲がわかりにくい.sm癌でも粘膜下層への浸潤範囲が極く一部に限られている揚合もあるし,massiveに入っている場合もあって,術前診断と食い違うことがまれでない.
開腹する前にX線検査や内視鏡検査,更に胃生検によりsm癌と診断されているが,開腹後に胃を漿膜面から見たり,触診したときに病変の範囲がわかりにくい.sm癌でも粘膜下層への浸潤範囲が極く一部に限られている揚合もあるし,massiveに入っている場合もあって,術前診断と食い違うことがまれでない.
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