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今月の主題 sm胃癌の問題点(1)―隆起型症例 序説
病理からみたsm胃癌
著者: 望月孝規1
所属機関: 1日本専売公社東京病院検査科
ページ範囲:P.20 - P.20
文献購入ページに移動 早期胃癌を定義する際に,理論的には粘膜内(m)癌がそれに該当すると考えられたが,当初はm癌の症例は少なく,また,固有筋層(pm)よりも深部に浸潤している,いわゆる進行癌への移行を知るうえにも必要であるので,粘膜下層(sm)にまで浸潤している癌も,この定義の中に加えられたと聞いている.その後,sm癌の症例が増加するにしたがい,種々の重要な問題が生じてきている.病理組織学的な立場から列挙してみると,以下のようなことである.
(1)ⅢやⅢ+Ⅱcのsm癌は,果たして他の型の早期胃癌と同じように取り扱うべきであろうか.
(1)ⅢやⅢ+Ⅱcのsm癌は,果たして他の型の早期胃癌と同じように取り扱うべきであろうか.
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