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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻1号

1982年01月発行

今月の主題 sm胃癌の問題点(1)―隆起型症例

主題症例

術前深達度診断に苦慮した体部大彎側隆起型早期胃癌の1症例

著者: 高田洋12 近藤台五郎2 前田昭二3 湯浅鐐介3 下田忠和4

所属機関: 1大津市民病院 2(財)早期胃癌検診協会中央診療所 3前田外科病院 4東京慈恵会医科大学病理

ページ範囲:P.21 - P.26

文献概要

 X線・内視鏡診断学の進歩した今日,その指標となる異常所見が正確に表現されている場合には胃癌の術前深達度診断の信憑性は決して低いものではない.しかし日常の臨床の場では病変の占拠部位,胃内条件の相違や病変を構成している病理組織学的附随変化の違いによって,病変の描出の難易度は異なり,かつ病像の現れ方も変化して術前の深達度診断に苦慮する場合も少なくはない.

 ここに腫脹蛇行する粘膜ひだを有する胃体部大彎側粘膜領域に発生し,術前深達度診断に苦慮した隆起型早期胃癌の症例を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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