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今月の主題 ERCP―10年を経て―(1)診断能と限界―特に総合画像診断における位置づけ 序説
ERCP-10年を経て
著者: 春日井達造1
所属機関: 1愛知県がんセンター
ページ範囲:P.1063 - P.1063
文献購入ページに移動 1968年ERCPが膵・胆道の形態学的診断法として開発されてから早15年にならんとしており,これが世界的に普及し,実地臨床に定着してから,およそ10年が経過した.ここに本法の進歩発展の跡を振り返り,現況を改めて総括,評価して,消化器病の診断・治療における本法の位置づけを行うと共に,将来の展望も試みた.
ERCPは経口的内視鏡を用い,経十二指腸的,逆行性に膵管・胆道を造影,X線写真を撮影して病変の診断を行う検査法である.したがってX線診断学の1つであり,膵管・胆道のX線形態学である.更に近年ERCPをべ一スとした様々な検査・診断法や治療法が開発され,膵・胆道疾患の診断・治療に画期的な進歩をもたらしつつあることも特筆すべきである.
ERCPは経口的内視鏡を用い,経十二指腸的,逆行性に膵管・胆道を造影,X線写真を撮影して病変の診断を行う検査法である.したがってX線診断学の1つであり,膵管・胆道のX線形態学である.更に近年ERCPをべ一スとした様々な検査・診断法や治療法が開発され,膵・胆道疾患の診断・治療に画期的な進歩をもたらしつつあることも特筆すべきである.
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