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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻10号

1982年10月発行

今月の主題 ERCP―10年を経て―(1)診断能と限界―特に総合画像診断における位置づけ

主題

ERCPによる胆道癌の診断能と限界

著者: 戸松成1 大井至1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器内科

ページ範囲:P.1107 - P.1114

文献概要

 胆道疾患の診断に画像診断は不可欠になっている.しかし,点滴静注胆道造影(以下DIC),経皮経肝胆道造影(以下PTC),内視鏡的膵・胆管造影(以下ERCP),あるいは血管造影などは管腔内の造影剤が実体のある管腔を表現するもので,超音波断層撮影(以下US)が組織を構成している物質境界面からの反射を,X線CT(以下CT)が組織間のX線吸収率の差異をみているのとは,一括して画像診断と呼ばれてはいるものの,本質は全く異なっている.

 本稿では胆道癌の診断におけるERCPの位置づけを検討したが,内視鏡を使用するERCPの特徴を踏まえ,十二指腸乳頭部癌(以下乳頭部癌)をその中に入れて検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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