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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻10号

1982年10月発行

文献概要

研究

大腸villous adenoma37例の検討

著者: 佐々木喬敏1 王本文彦1 丸山雅一1 杉山憲義1 横山善文1 竹腰隆男1 村上義史1 馬場保昌1 中村正樹1 二宮健1 権藤守男1 大崎康世1 大橋計彦1 高橋孝2 太田俊博2 加藤洋3 中村恭一4

所属機関: 1癌研究会付属病院内科 2癌研究会付属病院外科 3癌研究会付属病院病理部 4筑紫大学基礎医学系病理

ページ範囲:P.1151 - P.1160

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 大腸絨毛腺腫(Villous adenoma以下VAと略す)は,その頻度が本邦において比較的少ない印象を受けていた.しかしわれわれは昨年(1980年)1年間で15例のVAを経験し,その症例数は年年増加する傾向にある.そこでわれわれは1955年1月から1980年12月までの癌研病院でVAと診断した37例につき,X線および内視鏡検査成績,臨床事項,病理組織診断,治療法につき検討した成績を文献的考察を加え報告する.ここで用いるVAには腫瘍全体が良性である絨毛腺腫(良性VA)をはじめ絨毛腺腫の一部に早期癌を有するものを含めており,明らかな進行癌および腫瘍中に癌成分が優勢のものは,検討から除外した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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