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文献概要
今月の主題 ERCP―10年を経て―(2)技術の進歩と展開 主題
内視鏡的逆行性胆管ドレナージ法
著者: 田中義憲1 多田正大1 中島正継2 藤本荘太郎2 今岡渉2 吉田俊一2 小林正夫2 安田健治朗3 池沢健男4 吉中正人5 山口勝通6 川本一祚6
所属機関: 1京都第一赤十字病院第3内科 2京都第二赤十字病院消化器科 3琵琶湖胃腸病院内科 4東大阪病院外科 5公立山城病院外科 6京都府立医科大学公衆衛生
ページ範囲:P.1205 - P.1212
文献購入ページに移動現在行われている減黄術には外科的な内・外胆汁瘻造設術以外に経皮的胆管ドレナージ(PTCD)および内視鏡的な外瘻術として経乳頭的にdrainage tubeの挿入を行い,経鼻的にそのtubeを維持するnaso-biliary drainageが施行されている.術後の死亡率の点で外科的ドレナージには問題が多く,現在最もよく行われるのはPTCDの手技である.PTCDについては超音波診断装置の導入により,安全で確実なドレナージ法として確立されている.しかし,この方法はあくまで外瘻術であり,長期にわたる場合は患者の負担も大きい.
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