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文献概要
今月の主題 ERCP―10年を経て―(2)技術の進歩と展開 研究
経口的胆管内視鏡検査法による胆道疾患の診断と治療
著者: 藤本荘太郎1 中島正継1 今岡渉1 吉田俊一1 小林正夫1 加藤元一2 徳田一2 田中義憲3 木本邦彦4 安田健治朗5 光吉靖夫5 白川和夫5 竹林政史5 山口勝通6 赤坂裕三6 岩破淳郎6
所属機関: 1京都第二赤十字病院消化器科 2京都第二赤十字病院外科 3京都第一赤十字病院第3内科 4大阪鉄道病院消化器内科 5琵琶湖胃腸病院内科 6京都府立医科大学公衆衛生
ページ範囲:P.1243 - P.1250
文献購入ページに移動一方,著者らは世界に先駆けて1973年より内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)を行い8),既に450例を数え,本法の有用性と安全性については再三報告してきた9)~12).主要観察部位を胆管に絞れば,ESTを応用することにより,先端彎曲機構・生検鉗子孔を備えた大口径ファイバーの総胆管への挿入が可能であり,経口的胆管鏡(peroral cholangioscopy;PCS)としてスライディングチューブ方式を考案し検討している13).本稿では,われわれのPCSの臨床的有用性について報告する.
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