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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻12号

1982年12月発行

今月の主題 残胃の癌

主題

残胃の癌の手術治療と予後の検討

著者: 鈴木博孝1 遠藤光夫1 小林誠一郎1 羽生富士夫1 浜野恭一1 山田明義1 鈴木茂1 中村光司1 井手博子1 長谷川利弘1 川田彰得1 喜多村陽一1 永田早苗1 長谷川英美1 長廻紘1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター

ページ範囲:P.1313 - P.1324

文献概要

 1982年1月30目に第38回胃癌研究会(世話人,城所校仂)が,胃の癌を主題に催された.当日は,Billrothが幽門側胃切除に成功した1881年1月30日より数えて100年目に相当する記念すべき日であった.100年を経過した現在,手術はもとより診断,患者管理などが著しい進歩を遂げ,胃癌は胃切除術,胃全摘術ならびに開胸術をも含めて比較的安全に治療できるようになった.しかし残胃の癌には問題が残り,一般的な関心も比較的低いことは否めないところであると思われる.欧米では日本に先がけて残胃の癌の研究がなされ,更に残胃が癌発生の危険を高率にはらむことを指摘する報告も多い.このような時期に,われわれが10年来積極的に行ってきた症例を見直すことは意味あることと考え,いわゆる残胃の癌112例について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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