文献詳細
今月の主題 残胃の癌
主題症例
十二指腸潰瘍で胃切除後19年目に診断された残胃吻合部早期胃癌(Ⅱa)の1例
著者: 福地創太郎1 中島哲二2 松川正明3 望月孝規4 原満5 秋山洋6 檜山譲
所属機関: 1虎の門病院消化器科 2虎の門病院放射線診断学科 3虎の門病院病理学科 4虎の門病院病理学科 5虎の門病院病理学科 6虎の門病院消化器学科 7虎の門病院消化器外科
ページ範囲:P.1329 - P.1332
文献概要
われわれは18歳で十二指腸潰瘍として2/3胃切除術を受け,19年後に残胃吻合部に,いわゆるgastritis cystica polyposa(Littler),stomal polypoid hypertrophic gastritis(遠城寺)の所見と共存して,Ⅱa型早期胃癌が発生していた症例を経験したので報告する.
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