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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻2号

1982年02月発行

文献概要

今月の主題 sm胃癌の問題点(2)―陥凹型症例 主題症例

著明な表層拡大を示したⅡc型sm胃癌の1例

著者: 川北勲1 菊池正教2 東郷順子1 蔡承熹1 宮本二郎1 中原朗1 福富久之1 崎田隆夫1 藤井敬二2 中村恭一2

所属機関: 1筑波大学臨床医学系消化器 2筑波大学基礎医学系病理

ページ範囲:P.153 - P.157

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 われわれは著明な表層拡大を示した深達度smⅡc型胃癌を経験したので報告する.
症例

 患 者:78歳,女.

 主 訴:めまい.

 既往歴,家族歴:特記すべきものなし.

 現病歴:1976年より貧血を指摘され,某大学病院にて消化管をはじめとする精密検査を受けたが異常は指摘されなかった.その後自覚症状なく放置していた.1979年3月悪心,嘔吐.食欲不振が出現し,投薬にて1~2週間で軽快した.同年4月ごろめまいが出現し,近医で鉄欠乏性貧血の診断を受け精査を目的に当内科に紹介され,1979年5月15日入院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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