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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻2号

1982年02月発行

文献概要

今月の主題 sm胃癌の問題点(2)―陥凹型症例 主題症例

sm癌と正診しえたⅡc型早期胃癌の1例

著者: 鈴木雅雄1 高安賢一1 森山紀之1 牛尾恭輔1 松江寛人1 笹川道三1 山田達哉1 市川平三郎1 小黒八七郎2 屋良昭彦3 廣田映五3

所属機関: 1国立がんセンター放射線診断部 2国立がんセンター内科 3国立がんセンター病理

ページ範囲:P.175 - P.178

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 早期胃癌の術前診断において,sm癌とm癌とを確実な精度をもって鑑別することは,その予後を考えるとき,極めて重要なことである.われわれは日常,Ⅱc型早期胃癌(含Ⅱc+Ⅲ型)において,陥凹周囲の所見のみならず,陥凹内部の微細な顆粒像に着目し,sm浸潤の有無を診断している.ここに陥凹内部の顆粒像の不揃い所見から,sm癌と正診しえたⅡc型早期胃癌の1例を提示し,若干の考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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