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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻2号

1982年02月発行

文献概要

今月の主題 sm胃癌の問題点(2)―陥凹型症例 主題症例

術前の深達度診断を誤ったⅡc+Ⅱa型早期胃癌(深達度sm)の1例

著者: 久原敏夫1 馬場保昌1 二宮健1 大崎康世1 池田滋司1 古賀正広1 杉山憲義1 竹腰隆男1 丸山雅一1 斉藤達雄1 太田博俊2 高木国夫2 加藤洋3

所属機関: 1癌研究会附属病院内科 2癌研究会附属病院外科 3癌研究会附属病院病理

ページ範囲:P.185 - P.190

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 術前の深達度診断を誤ったⅡc+Ⅱa型早期胃癌(深達度sm)の1例を報告する.

症例

 患 者:61歳,男,会社員.

 主 訴:無症状.

 家族歴:同胞2人肺結核にて死亡.

 既往歴:23歳時外地にてマラリアに罹患.

 現病歴:1979年7月下旬に,検診の目的で会社契約の検査センターを受診し,胃X線検査を受けたところ胃角部の変形を指摘された.同センターにての胃内視鏡検査の結果,胃角部の潰瘍性病変と診断された.精査の目的で8月下旬に癌研内科を受診し,9月10日に入院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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