icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻2号

1982年02月発行

文献概要

今月の主題 sm胃癌の問題点(2)―陥凹型症例 sm胃癌主題症例をみて

隆起型sm胃癌の浸潤部肉眼所見

著者: 渡辺英伸1

所属機関: 1新潟大学医学部第1病理

ページ範囲:P.213 - P.213

文献購入ページに移動
 隆起型sm胃癌のsm浸潤部を正しく指摘するには,どのような点に着目すればよいかが,本企画の大きな課題の1つである.この検討のために,十分な臨床検査が行われたと考えられる13症例が全国から寄せられた.

 術前診断が粘膜内癌で,病理診断がsm癌であったものは4例で,いずれも分化型癌であった.全例最大径2.0cm以下であった.smの癌量は2例で極少,2例で粘膜癌巣の約1/8領域に中等量である.sm癌はいずれでも隆起の中心部に存在していた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?