icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻2号

1982年02月発行

症例

直腸barium granulomaの2例

著者: 関根一郎1 高平良二1 佐藤行夫2 福島建一2 北里精司2 下山孝俊2 内田雄三2 太田英樹3

所属機関: 1長崎大学医学部原研病理 2長崎大学医学部第1外科 3長崎県済生会病院外科

ページ範囲:P.235 - P.240

文献概要

 注腸造影は合併症が少なく完全かつ診断的価値の高い検査法として日常頻用されているが,極めてまれな合併症として直腸のbarium granulomaが挙げられる.本症は1954年Beddoeら1)により初めて報告されて以来,欧米では30余例5)の報告があるが,本邦においては小平ら3)が集積検索したbarium fleck25例中に含まれていた2例を加えて4例4)5)の報告がなされているにすぎない.本症の大きなものは直腸癌と鑑別を要する.われわれは本症の2例を経験したので,臨床的・病理学的所見を中心に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら