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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻3号

1982年03月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

診断困難であった微小胃癌の1例

著者: 山口肇1 吉田茂昭1 小黒八七郎1 牛尾恭輔2 笹川道三2 山田達哉2 岡田俊夫3 廣田映五3

所属機関: 1国立がんセンター内科 2国立がんセンター放射線診断部 3国立がんセンター病理

ページ範囲:P.269 - P.274

文献概要

 最近,われわれは従来の早期胃癌の診断指標では質的診断はおろか,局在診断さえ困難な症例を数多く経験するようになってきた.すなわち明らかな粘膜ひだの集中を欠き,深い陥凹や明瞭な隆起を認めない早期胃癌─胃炎類似型早期胃癌─の急増である1).今回,われわれは初回のX線・内視鏡検査にて見落とし,第3回生検にて確診を得た微小胃癌の1例を呈示し,診断学上の問題点と今後の課題について若干の考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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