icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻3号

1982年03月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究特集 症例

胃カルチノイドの1例

著者: 村上学1 飯田三雄1 淵上忠彦1 池田靖洋2 岩下明徳3 村山寛4

所属機関: 1九州大学医学部第2内科 2九州大学医学部第1外科 3九州大学医学部第2病理 4福岡大学医学部第1病理

ページ範囲:P.311 - P.316

文献購入ページに移動
 従来,胃カルチノイドは極めてまれな疾患とされてきたが,最近の消化管診断学の目覚ましい進歩に伴い,その報告例も増加の傾向にある.しかしながら,その術前診断は非常に困難であり,癌と間違われたりあるいは粘膜下腫瘍として一括されているのが現状である.以前,八尾ら1)(1970)がX線および内視鏡所見より胃カルチノイドを疑い,生検にて確診した症例を報告しているが,今回われわれもX線および内視鏡的に胃カルチノイドを考え,生検で診断を確定した1例を経験したので,そのX線・内視鏡像を中心に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?